当院のリハビリについて
当院は運動器リハビリテーション(Ⅱ)の施設基準を取得しております。
運動器リハビリとは
運動器(骨・筋肉・靭帯など)のケガや病気に対して、低下した運動能力を早期に回復させて、生活の質を向上させる総合的な治療法です。当院では医師の指示にもとづき、理学療法士が個々の患者様に合わせた治療を実施しております。
主な対象疾患
骨折・靱帯損傷 変形性関節症 肩関節周囲炎 五十肩 拘縮肩 腰痛症 椎間板ヘルニア 脊柱管狭窄症 靭帯断裂術後 スポーツ障害 他病院での術後のリハビリなど
また、立ち座りがしんどい、よく転ぶなど日常の動作でお困りの方も ご相談ください。
運動器リハビリを受けていただくには
まずは診察にご来院下さい。診察時に運動器リハビリを受けたい旨を伝えていただき、運動器リハビリの適応があれば、医師より理学療法士が指示をうけ、予約をとらせてもらいます。
運動器リハビリは予約制になります。 その日の予約に空きがあれば、そのまま治療をさせていただける場合もあります。事前に初回の予約を取ることは出来かねますので、ご了承ください。
また、初診はお時間がかかり、受付終了時間が再診より1時間早まりますので、お時間に余裕をもってお越しください。→初診案内の詳細はこちら
運動器リハビリの治療時間・頻度
完全予約制で、治療時間は20分もしくは40分です。状態に応じて治療時間は決めております。
介入の頻度は、初回の介入にて評価・治療した上で提案させてもらいます。概ね週1回~週3回で行っていきます。
理学療法士(りがくりょうほうし)とは
疾病や外傷のために不自由になった患者さまの基本的運動機能(腕や足を曲げたり伸ばしたり、立ったり座ったり、歩いたり、走ったりなど様々な動作機能)を回復させ、速やかに社会生活を取り戻せるようにする専門職のことをいいます。
具体的には、筋肉のこわばりや筋肉の柔軟性低下、関節の動きの低下などを改善させて痛みを和らげたり、筋力低下がある部位の筋力を回復させたり、姿勢・動作の適切な方法を練習し、痛みが生じている部位に負担がかかりにくい体づくりを図ります。また、杖の使用などの補助具の使用や、セルフケアの方法の助言も行います。
慢性疼痛、骨折・外傷や、中枢神経疾患・内科的疾患などさまざまな患者さまがおられます。そのため、一人ひとり細かく評価をし、個々の患者さまに応じたリハビリプログラムを作成し、実施しています。
理学療法士
その他、非常勤の理学療法士が7名在籍しています。
治療風景
関節可動域練習
例 胸を開く方向への肩のストレッチ(左)、肩の関節包後面のストレッチ(中央)、膝を伸ばすための膝裏のストレッチ(右)
固くなった 筋肉や靭帯、関節を調べ、リラクゼーション、関節モビライゼーション、筋・靭帯のダイレクトストレッチ、ストレッチ、筋トリガーポイントテクニックなどの治療手技を用いて柔らかくしていきます。また、柔らかすぎて不安定な関節があれば、筋力トレーニングや動作練習、動作指導、テーピング療法などを行い、不安定な関節に過度なストレスがかからないように修正していきます。
筋力、筋協調性トレーニング
例 腹部の筋を活性化させる運動
弱くなってる筋肉を調べた上で、徒手での誘導運動や抵抗運動を行い、適切な筋力トレーニングを行っていきます。
また、筋肉がバランスよく使えなくなっている部分を調べ、神経筋促通法(PNF)などの治療手技を用いて筋協調性トレーニングを行い、一部の筋肉ばかりに負担がかかっている状態を改善していきます。
姿勢・動作練習
例 立ち姿勢における骨盤の傾き具合の修正練習
関節の硬さ、筋力低下、これまでの生活による癖などにより、立つ、座る、歩くなどの基本的動作や、手・肩の運動などが適切に行えていない場合、徒手誘導や部分練習を行い、動作が適切に行えるように改善していきます。
来院が難しくなってきた患者様には
来院すること自体が困難な程、身体機能が低下してしまった患者様には、介護保険にて行う訪問リハビリテーションを提案しております。当院の理学療法士がご自宅まで訪問し、リハビリテーションをさせていただきます。
詳細は当院の訪問リハビリテーション事業のホームページをご覧ください。こちらをクリック